決勝進出者が出たのは朝の4時過ぎだった。
カンテ部門
イサベル・ゲレーロ: カルタへネーラ
エバリスト・クエバス;シギリージャ、ソレア
ホセ・アニージョ;ソレア、アレグリアス
レポンピージャ;ミネーラ、タランタ、ソレア、カンティーニャ
アントニア・コントレーラス;ミネーラ、カルタへネーラ
エステル・メリノ;ミネーラ、タランタ、タラント/レバンティカ、シギリージャ
ギター部門
該当者なし
舞踊部門
アナベル・ベローソ
ベレン・ロペス
楽器部門
アルフォンソ・アロカ
セルヒオ・デ・ロペ
審査員
ブランカ・デル・レイ(審査委員長)、パコ・パレデス(ウニオン在住フラメンコ研究家)、アントニオ・パッラ(ムルシア在住エル・パイスにムルシアのフラメンコについて書いている)、マヌエル・クラオ(カナルスールのフラメンコ専門家)、ペドロ・オヘスト(マドリードのピアニスト)
一番驚かされたのはギター部門の該当者なし。なぜ?
審査員にギタリストがいないということもあるのだろうか。それにしても、である。
プロ中のプロが、しっかりした演奏をきかせても通らず、発展途上の生徒が準決勝に出ているという事実。この結果はコンクールの自殺行為だと思う。いろいろ葛藤もあるだろうに出場したプロを落とすことで、これからプロの参加はさらに減るだろう。そのことはコンクール自体のレベルを下げることにほかならない。
また個人的にはルシア・カンピージョの方が、アナベルよりも実力が上だと思ったのだが、これは好みもあるのかもしれない。
カンテ部門ではホセ・アニージョが2曲だけというのも腑に落ちない。カンテはきいていないのもあるので細かいところまで指摘はできないが、エバリストのシギリージャがホセのそれより上だとは思えない。
ランパラ・ミネーラの候補は女性3人、レポンピージャとアントニア・コントレーラ、エステル・メリノにしぼられた。
コンクールは誰が通っても全員が満足する結果というのはなかなかないものだが、今回ほど、納得がいかないことも珍しい。が、審査員次第だからしかたがない。5人とも知り合いなのでちょっと訊ねてみたい気もする。
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