決勝進出の5人。左から3位/奨学金のルシア・フェルナンデス、奨学金のセリーヌ・ドゥサン、優勝したイレーネ・ルエダ、久保田晴菜、フアン・ホセ・オルテガ |
これは、へーレン財団が2017年から毎年開催しているもので、16歳から30歳までを対象にしている。久保田はアジア人として初めての決勝進出だけでなく、準優勝の快挙を成し遂げました。
決勝では課題曲ソレアともう1曲の2曲ずつ踊ります。
コンクールのトップバッターを務めた久保田。華やかな笑顔で登場。
この日のために新調したバタ・デ ・コーラとマントンでのアレグリアス。
伴奏はラモン・アマドール、歌はロセンド。
髪もきちんとまとめて王道の水玉のバタ。あつらえからしてセビージャ風。
舞台が小さめだったけれど、バタさばきもマントンも見事にこなす。
余裕を持って踊り切りました。いやあお見事。
続くフアン・ホセ・オルテガはセビージャ生まれ。ソレア。うーん、歌に足を入れないとかはいいんだけれど、振り優先な感じ。
3人目はフランス、フラメンコ祭でもおなじみニームの17歳、セリーヌ・ドゥサン。ソレア。
髪はざんばらだし、踊っているうちに結んでいたのも解けて花を飛ばすし、セビージャ的なきちんとしたフラメンコからは遠い。でも、これが好き、こういう風に踊りたい、というのが見えてくるから気持ちいい。まだ若いから、これからいろいろ勉強したらきっともっとよくなる予感。
4人目のイレーネ・ルエダはタラント。ラファエル・アマルゴのグループでガルロチにも出演していいたプロ。グラナダ出身で、アンダルシアダンスセンターなどでも学んだというのだけど、うーん、上半身を傾けてのサパテアードとか、どうなんだろう。優勝したことからもわかるように経験は積んでいるのはわかるのだけれど、姿勢が悪く、スカートをまくるのにペチコート履いてなかったり、とか細部がちょっと気になる。
5人目はルシア・フェルナンデス。ソレア。手の動きがちょっとカクカク。不思議な感じ。
コラへのソレア。
ソレアはソレダー、孤独、悲しみという意味の言葉から来ていると言われるけれど、寂しさ、悲しみの表現が一つしかないわけではない。
ひたすら涙、悲しみの中に沈んでいくようなソレアもあれば、痛みとして表現するものも、淡々と受け止めるようなものも、その悲しみに対する、悲しみをもたらしたものに対する怒りのようなソレアもある。
久保田ソレアはコラへのソレア。その状況への悔しさなどが感じられるソレアだったと思う。
後、フアン・ホセのタラント、
セリーヌのタラント、
イレーネのソレアは真紅の衣装で。*カメラの電池不足で携帯写真でごめんなさい。
うーん、やっぱり姿勢が気になるなあ。ルピとかモネータとか好きな人なら好きかも。
ルシアのグアヒーラ。
奨学金は若い二人、セリーヌとルシアになったけれど、彼女たちがミラグロスらに学んでいい踊り手になってところ見てみたいです。
そしてコロナ禍でも果敢に挑戦し、準優勝を勝ち取った久保田晴菜さん、おめでとうございます!
コンクールの様子が伝わってきます。ありがとうございます!久保田さんの踊りみたいですね。ソレアもアレグリアス物語?
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