2024年2月27日火曜日

ヘレスのフェスティバル4日目イレネ・ロサノ『プレセンテ』

翌日公演の準備のためビジャマルタ劇場公演がない日。
18時30分にサラ・コンパニアでイレネ・ロサノ。
マラガ出身で小島章司公演にも何度か出演している。確かスイスを経てマイアミ在住だったような。一昨年、ウニオンのコンクールで優勝。

©︎Esteban Abión/Festival de Jerez
 
確かによく動ける人だとは思うけれど、全体的に粗雑。サパテアードの音が大きいのは音響のせいもあったかとは思ったけど、強ければいいというものではないのではないかと思う。
マントンも同様。忙しくぐるぐる力任せに振り回してもオレとはならない。センティード、細やかな心を感じられるような丁寧な動きの方が美しいと私は思う。

アレグリアス、マラゲーニャ、カンテ・デ・レバンテ、シギリージャ、ソレア。
歌、ギター、パーカッションの3人にピアノも加わった編成。演出が、先日素晴らしい舞台をみせたホセ・マルドナードということでちょっと期待していたのだが、うーん。何か言いたいことがあったのかどうかもわからない。
こういう踊りを力強いとか情熱的とか思う人もいるかもだし、こういうのが好きな人もいるのだろうけど、私ははっきり言って苦手。

昨日のモネータのときも思ったけど、私がフラメンコ舞踊に求めるものは美しい形と、間合いの良さなのだと思う。コンパスはすごく微妙なもので、コンマ1秒とかのほんの小さな、微妙な間合いがオレ!を引き出すのでございます。



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