2023年2月26日日曜日

へレスのフェスティバル2日目ヘマ・モネオ『アトレビーダ』

© Festival de Jerez/Tamara Pastora

 

Atrevida とはむこうみずな女性のこと。タイトル通り、できるかできないかわからないけど後先考えずに無鉄砲と言われようがやってみた、と言うことなのでしょう。

地元ヘレス出身、父はこの日の公演にも出ていたギタリスト、母はマヌエル•モネオやトルタの妹という血統書付きのフラメンカ、ヘマが歌い踊るという作品。

彼女の歌と踊りの合間にプルガとラビのカンテソロやパコ・イグレシアスのギターソロがあるという、昔ながらという感じの構成。前日の国立バレエとはうってかわって、踊るのは一人だけ。あれもこれもフラメンコ/スペイン舞踊な訳で、、、バラエティにとんでおりますな。だから面白くもあるのだけど。

© Festival de Jerez/Tamara Pastora

歌も上手だしいい声だし歌い手としてもやっていける。踊りは熱があって激しいサパテアードを聞かせるのだけど、同じようなことの繰り返しが多いのと上半身、とくにブラソがあまり得意ではなさそうで私的には不満。ピアノとのデュオや衣裳とかもなんかださいというかどんくさいというか時代遅れぽいというか。他の公演で見た時の好印象が一夜にして無くなったかも。

© Festival de Jerez/Tamara Pastora


ゲストのマリア・ビサラガは叫ぶように歌い歌詞も聞き取れないし、全体的にフラストレーションを感じる公演でございました。
サラ・バラスみたいなこともしてみたり。いろいろやってみたりはするけどとっ散らかっちゃったのかなあ。

ビデオはこちら


0 件のコメント:

コメントを投稿