2023年10月28日土曜日

flamenco en Japón 変態会

 初めての浅草橋バリーカ。フラメンコ 公演は地下の会場。客席と段差がほとんどないけど大きめの舞台。上手上部にモニターがあるから後ろの席でも足が見たい人にも親切な配慮。

影山奈緒子、小林泰子、小谷野宏司、川島桂子、徳永健太郎。この5人での公演が変態会と言って続いているのだという。興味津々。変態というからにはひょっとするとあんなことやこんなことも?と考えた私がバカでした。実態は純粋正統本格フラメンコ を、変態的に愛し慈しむ人たちがボディアンドソウル、身も心もフラメンコ に捧げ委ねる様子を観客が愉しむという、変態は実は観ている私?的なものでした。

プレゼンテーションのタンゴで期待を煽り、影山がなぜかシリアスな表情のまま踊るアレグリアス、ちょっとした仕草がムイフラメンコな小谷野のソレア、表情がフォトジェニックな小林のドラマチックなタラント。休憩を挟んで小林のロマンセというかレブリーハ風のブレリアというかコリードというかにはじまり、小谷野のグラシアが生きるカンティーニャ、影山の重厚なソレア。それらを支えるスペインの空気をそのまま感じさせる徳永のギターと痒い所に手が届く川島の歌。どれをとってもフラメンコ 愛にあふれてた、と思う。彼らの愛が観客につたわり日本でのフラメンコ 愛がより一層膨らんで変態で溢れますように




 

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