2月3日、カハソル劇場でハビエル・バロン。
カハソル財団のフエベス・フラメンコスは歴史のあるフラメンコ公演シリーズで、元々はエル・モンテ銀行、銀行が合併してカハソル銀行となり、セビージャのカンパナからセタの方に行ったところにある劇場でやっていました。それが劇場が市の管理となり、会場を変えて続いているという形。長年、監督つまり、出演者を選んでいたマヌエル・エレラが一昨年亡くなり、コロナ禍もあって存続も危ぶまれたのですが、歌手マヌエル・ロンボを監督に復活したのであります。
『デスデ・アルカラ』と、彼の生まれ育ったアルカラ・デ・グアダイラの町の名がついていますが、上のプログラムにある通り、無伴奏のトナに始まり、ファルーカ、タラント、レバンテ、ファンダンゴスと、シームレスにつ
づいていく構成。昔やった『メディリアナ』が確かちょっとそんな感じだったようにも思うのだけど、うーん、よく覚えてない。2007年だから15年前だものね。こっちの作品は2020年アルカラで初演。その時とはギターと歌い手二人のうち一人も変わってるみたい。
ハビエルは私の大好きな踊り手で、2020年のビエナル、アンダルシア舞踊団記念公演ゲストで踊ったカンティーニャも大好きだったし、2019年12月のトリアーナで見た時も大興奮だったくらいなんだけど、この日はなんかちょっと違和感。
床が低音がぼわっとする感じがあって、そのせいかな、それとも舞台の上の音響が良くないのかな、とか色々思ったけど、よくわかんない。でもいつも見慣れたハビエルとは違った感じ。
それでもハレオで見せた連続足の妙技とか、思わずオレ!を口にしてました。マスクしてるし、隣に聞こえるかな、くらいの、小さなオレ、ですけど。
でもなんか、本調子じゃないというか、いつものあの上昇感とか、集中とかがちょっと足りない。いやきれいな靴音だし、昔と今を結ぶ正統派フラメンコでクオリティは高い。多分、最高に調子のいい時をみているから、それと比べて不満に思うだけなんだよね。
初演のビデオ貼っときます。
今回はミゲル・オルテガがハビエル・リベラに、ギターがハビエル・パティーニョに変わっていました。あ、ハビエルが3人だ〜
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