2022年1月30日日曜日

ニームのフラメンコ祭その2

 フェスティバルが終わったのは1週間前ですが、良い写真があるので遅まきながらお届けします。

1月20日は18時からオデオンでのフロレンシア・オスが昨年、ヘレスで初演した作品『アンティポダ』にはじまりました。フロレンシアは1987年チリ生まれ。2007年セビージャに移り、2011年へーレン財団のコンクール優勝し、財団で学び、2013年には外国出身者として初めてアンダルシア舞踊団のオーディションに合格し、ラファエラ・カラスコの元で活躍しました。この作品では彼女の姉妹のチェリストのイシドラとの二人舞台。







21時からは劇場で、フランスにも熱心なファンがいるイネス・バカン。


伴奏はドミンゴ・ルビチ。最近、いつもそうみたいだけど、私はまだ生で聴いていない。この組み合わせで一度聴いてみたいな。


1月21日は19時からオデオンで、レオノール・レアル、アントニオ・モレーノ夫妻の『エン・タジェール』




21時からはロシオ・マルケスのリサイタル。




伴奏はカニート。



同じ日、カンテと電子音楽を合わせたロメロ・マルティンの公演も。



最終日は18時からアナ・モラーレスのワークインプログレス、つまり制作中の作品がオデオンで。共演はチョロとミュージシャンのミゲル・マリン。来年、完成した作品がこの同じフェスティバルで上演されるそう。







そして大トリを飾ったのはダニ・デ・モロン。共演者のない全くのソロ公演でした。



伝統的なものよりも、前衛的と言われる作品が多かったこのフェスティバルですが、フラメンコはフラメンコ。このフェスティバルの監督を務めたチェマ・ブランコの監督による、今年のビエナルも楽しみです。

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