2019年6月6日木曜日

フェルナンド・デ・ラ・モレーナ逝く

ヘレスの歌い手、フェルナンド・デ・ラ・モレーナが亡くなりました。
数ヶ月前から入院していて、お見舞いに行った友人から重いということは聞いていて、昨日のフェイスブックでも重篤というのが上がっていたのだけれど、どうしたってやはりショックでした。
今日、17時30分からサンティアゴ教会でのミサの後、埋葬されるそうです。


1945年5月1日、ヘレスはサンティアゴ街、カンタレリア通り生まれのチャキチャキのフラメンコ。本名フェルナンド・カラスコ・バルガス。


私が知り合った時は食パンのトラックの運転手でした。
その前はタクシー運転手だったらしい。
確か初めて会ったのはサンティアゴ街のバル。パンの配達の途中、ちょっと止まって話していったりする彼が、仕事を終えてだったか、制服のまま来てたことも覚えています。

1988年のフィエスタ・デ・ラ・ブレリアでの雄姿!
力強く、楽しいブレリアが彼の真骨頂。


 1992年にはセビージャ万博アンダルシア館のタブラオに出演。


 写真のアナ・パリージャやパリージャ・デ・ヘレス、フェルナンド・テレモートやマカニータらと共演しました。多分、このころからフラメンコ一本になったのでしょう。


1994年には初のソロアルバム『デ・サンティアゴ・ア・トリアーナ』を発表。
セビージャのフランス領事館で行われた新譜発表会にも行きました。懐かしい。

カルロス・サウラ監督の映画『フラメンコ』にも出演。写真は撮影後のスナップです。

 1999年には弟クーロ、息子フアンとCD『エン・カ・フェルナンド・デ・ラ・モレーナ』、2002年には2枚目のソロアルバム『ヘレス・デ・ラ・モレーナ』もリリース。

各地のフェスティバルを中心に活躍しました。
ここ数年はなかなか会えませんでしたが、毎年、ヘレスのフェスティバルでは顔を合わせていました。

74歳。ご冥福を祈ります。





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