残念ながら日本人参加者は決勝に進むことはできなかったけど、それぞれのベストをつくし、スペイン人観客にも好印象を残したことだろう。
最終日決勝。準決勝のときは6割くらいの入りだった客席もほぼ満員。人気のほどがうかがいしれる。
決勝、最初の出場者はピアニスト、アルフォンソ・アロカ。昨日と同じく、タランタとブレリア。
続いてガウタマ・デル・カンポ。やはり同じくタランタとトリアーナのソレア。安定感あり。
カンテ一人目はカルタへネーラとマラゲーニャでノミネートされたイサベル・ゲレーロ。
モンセ・ペレスはタランタでノミネート
そしてアルバ・エレディア!強さ、テンペラメント、ドラマティックさ、グラナダらしさを兼ね備えた20歳。
トニ・フェルナンデスのタラントとレバンティカ、タンゴをはさみ
アルバの2曲目はシギリージャ。シギリージャで赤い衣装というのはちょっと意外だったが、踊り自体にシギリージャの深みは感じられた。グラナダ風というか、カルメン・アマジャ風というか。顔の前で手を交差させたり、背をぐっとそらすカンブレなど、いわゆる今の主流の踊りとはひと味違うちょっと古風な味わいもかえって新鮮。
9歳のレジェス・オロスコはカンティーニャ。子供がでるのは反則のような気もするけど、ま、なごむことはなごみますな。
続いてマリア・ホセ・ペレス。ミネーラ、カルタへネーラ、ファンダンゴ・ミネーロとレバンティカ、マラゲーニャ、シギリージャの5部門ノミネートされた大賞候補だ。
17歳、ロシオ・ルナはグラナイーナとメディア・グラナイーナのみでのノミネート。
レポンピージャは昨日歌った三曲全部がノミネート。シギリージャ、ソレア、タンゴ。ヒターナらしい声が魅力。ギタリストは彼女がつれてきたのだがいまいちか。
アマドール・ロハスのタラントらしくない、個性的なタラント。
もう一人の大賞候補、アントニオ・メヒアスはミネーラ、カルタへネーラ、シギリージャとソレアの4部門にノミネート。この人の声質には好感がもてる。
アマドールの2曲目もシギリージャ。やはり彼の個性でおしていく感じ。シギリージャという曲でも、タラントでもアマドールの踊りである。プロとしてはそれでいいかもしれないが、コンクール向きとはいえないのではないだろうか。なぜいまさら彼がコンクールに参加したのか、理解できない。
これで決勝の演技は全て終了。すでに2時半。
発表を待つ。
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