パブロ・スアレスのピアノ。アントニオ・カンポスの歌とチェロ、サックス/フルートで作り上げる美しい音楽。グラナイーナ、タランタ、タンギージョの組曲。
歌の一番手はアナベル・デ・ビコ。マラゲーニャ、ミネーラ、タランタ、カルタヘネーラ。全て朗々と歌い上げる。大声で一本調子。フラメンコならではの醍醐味は、コンパスとの呼吸、声の強弱、ニュアンスでの表現にもあって、感情がこもったかすれ声にオレもでようというものなのだけどなあ。
踊りはマカレーナ・ラミレスから。タラント。テンペラメント、熱情で引っ張るタイプ。落ちた花を拾って握りしめるのは、昔、椅子を倒しながらも、それを愛情深く起こして優勝したのを思い出す。
ギターはイスラエル・セレドゥエラ。タランタとブレリア。昨日よりずっといい。
マカレーナのアレグリアスはバタとマントンで。どっちもうまいというわけではないのだが、一応こなし、力で持って行く。勢いがある。
カンテの二人目はアルフレド・テハーダ。まずはソレア。続いてファルーカ。ギターはチャパロ。この人はやはりプロとしてキャリアを積んできたから何を歌っても抜群の安定感。これで2部門受賞は確定という感じ。アレハンドロ・ウルタードはタランタとビセンテ風のモダンなスピードの速いシギリージャ。ファンダンゴにも聞こえるしちょっと不思議な曲。曲のまとまりはちゃんとあるし有力候補か。
常連エステル・メリノ。伴奏はオフィシャルギタリスト、ロセンド・フェルナンデス。ミネーラ。大声。アナベルよりは強弱あるかな。でも私はアルフレド・テハーダの方がすきだな。タランタ。タンゴは彼女の気持ちエストゥレマドゥーラのもの。これは良かった。
フェルナンド・ヒメネスのタラント。技術、h構成、表現、すべてが完成形。というくらいにすごい。力強く、優雅で、男らしい。
ルイス・メディーナのミネーラとアレグリアス。彼も今日の方がずっと良かった。
最後はフェルナンドのファルーカ。マティ歌、ミゲル・ペレスのギター。オルーコのコンパス。モダンかつ伝統にも敬意を払った素晴らしい振り付け。素晴らしかった。
さてけっかは?
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