セビージャ郊外の小さな町パロマーレス・デル・リオで去年から始まった、スペイン以外で生まれた人のフラメンコにフォーカスしたフェスティバル、ギリホンド。
今年は5月1日、開幕しました。今年は日本が招待国ということで、ポスターも日本のイメージのモチーフです。
ザビエルの鹿児島到着から鎖国、1929年のラ・アルヘンティーナ来日公演、戦後のアメリカによる占領、そして現在まで、歴史を振り返りつつ、さまざまなエピソードを交えてのお話でありました。
その後はフランス、マルセイユ出身でアンダルシア系のヒターノだというホセ・エルネグレーテのカンテ・リサイタル。伴奏はやはりフランス、ニーム生まれのアントニオ・モジャ。
カンテ・デ・レバンテ、ソレア、アレグリアス…
カンテは言葉の壁もあって外国人には一番敷居が高いとされるジャンルですが、スペイン系だということもあるのか、外国風アクセントなども全くなく、スペイン人と言われればそう思うような歌い手でした。その分、外国人としてやっているのがすごい、という感じもなく、ペーニャの公演を聞いているような気になったことでした。
アレルギーで、と言っていましたが、熱唱に観客は沸いていました。
最後のブレリアではパルマでモジャの娘のマヌエラらも登場し、華やかに初日の幕を閉じました。
GUIRIJONDO©︎ perezventana |
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