でもフアナとエスペランサの存在は鍵だったかも。
最近の彼の作品の中では一番良い構成だったように思う。
光の中に裸足で座っているファルキートにぺぺ・デ・プーラが歌いながら靴を差し出す。
この照明がとても綺麗だった。
オレンジの光をバックにシギリージャを歌うエスペランサ!その歌をマルカールし、踊るファルキート。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
オレンジの光をバックにシギリージャを歌うエスペランサ!その歌をマルカールし、踊るファルキート。
いつでも歌に最大限の敬意を払い、レトラでは足を入れず、レマタールするだけ。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
アレグリアス。
このあたりで、ちょこっと見せる、目にも止まらぬような、ちょっとして足わざの呼吸が素晴らしく、オレ!
激しい熱血サパテアードと回転ではなく、こういう、ふとした、肩の力を抜いたちょっとした所にも彼の魅力はあるんだよね。
ハーモニカのソロからのレバンテ。
ファルーカ。
そしてタンゴス。
フィン・デ・フィエスタでは全員登場で、お約束のブレリア。フアナの伝統のヘレスのブレリアに対し、エスペランサはローレ・イ・マヌエルのゆっくりブレリアで。
観客は満足したようだけど、個人的にはいくつか気になることがあった。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
フィン・デ・フィエスタでは全員登場で、お約束のブレリア。フアナの伝統のヘレスのブレリアに対し、エスペランサはローレ・イ・マヌエルのゆっくりブレリアで。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
一つは衣装腰高のズボンにシースルーなシャツ、ってなんか、意味あるんだろうか。個性的かもだけど、見た目のバランス的にはちょっと違和感。あと首を前に突き出すような感じがありません?スマホ首じゃないけど。昔はそんなことなかったと思うんだけど。あと、最後の方も、だけど、止まって拍手待ちをするところ。ホアキン・コルテスを思い出しちゃいました。また、ベースもハーモニカも下手というわけじゃないけど、ソロ長すぎました。結局、パコ・デ・ルシアとホアキン・コルテスが、大きい舞台を作っていく時の彼の指針?目安なのかもしれないな、とか思ったことでした。
なお、ギターのマヌエル・バレンシア、ペペ・デ・プーラ、イスマエル“ボラ”、マヌエル・デ・ニナの歌い手3人、パーカッションのパコ・ベガというミュージシャンたちも良かったです。イスマエルとマヌエルは子供の時から舞台で歌っているのをみてるから、近所のおばちゃん目線で立派になったわねえ、目線になっちゃう。息子などファミリーとの共演もいいけど、スタイリッシュにまとめたこういう作品の方がやっぱり好きかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿