2024年9月15日日曜日

マノロ・フランコ『エル・コロール・デ・ミ・ソニード』

14日19時からはサラ・トゥリナで、1984年ビエナルのコンクールでヒラルディージョ賞受賞。翌年、ソロアルバム『アルヒベ』を発表したベテラン・ギタリストのコンサート。

Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León


マティルデ・コラルの舞踊教室の伴奏でキャリアを始め、カンテ伴奏で数々のフェスティバルで活躍。その後、コルドバ音楽院のフラメンコギター教授を務めたギタリスト。1990年に小松原庸子氏企画のビエナルのスターたち、というタイトルの作品ツアーで、モライートやミラグロス・メンヒバル、ハビエル・バロンらと来日したこともある。

ミネーラ、ソレアのソロに始まり、パーカッション、第2ギター、カンテ3人、バイレ1というグループが加わり、アレグリアス、グアヒーラ、ファンダンゴ、ソロでファルーカ、再びグループで、タンゴ、シギリージャ、ポプリ(スペイン歌謡『オホス・ベルデス』などのメドレーというかミックス)、アンコールでブレリアという構成で1時間半。


Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León



 個人的はマティルデに捧げたのだろうと思うグアヒーラが、踊りが見えてくるような演奏で、好みでありました。最後にちょっとケコというコルドバのダンサーが踊ったのだけど、体の使い方とか腕や手の動かし方が笑っちゃうくらいにハビエル・ラトーレそっくりだったのが面白かった。昔、ビセンテ・アミーゴのグループで来日したこともあった人です。

前回のビエナルでも、この同じホールでギターのリサイタルのシリーズが行われたけど、ギター一本勝負。今回はグループもあり、ということで、構成とか変化はつけやすいかもだけど、靴音やパーカッションでギターが聴きづらかったりは本末転倒。また、歌い手も大声すぎて、主役のギターを引き立てているという感じではなかったのもちょっと残念。こういうグループでの演奏というのも、パコのセクステットの影響だと思うけど、うーん、共演者の選び方とか皆、もっと考えるべきですね。音響板使ってたせいもあるのかもだけど、マイク使うなら音響板いらないと思うんですが、どうでしょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿