14日19時からはサラ・トゥリナで、1984年ビエナルのコンクールでヒラルディージョ賞受賞。翌年、ソロアルバム『アルヒベ』を発表したベテラン・ギタリストのコンサート。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
ミネーラ、ソレアのソロに始まり、パーカッション、第2ギター、カンテ3人、バイレ1というグループが加わり、アレグリアス、グアヒーラ、ファンダンゴ、ソロでファルーカ、再びグループで、タンゴ、シギリージャ、ポプリ(スペイン歌謡『オホス・ベルデス』などのメドレーというかミックス)、アンコールでブレリアという構成で1時間半。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
個人的はマティルデに捧げたのだろうと思うグアヒーラが、踊りが見えてくるような演奏で、好みでありました。最後にちょっとケコというコルドバのダンサーが踊ったのだけど、体の使い方とか腕や手の動かし方が笑っちゃうくらいにハビエル・ラトーレそっくりだったのが面白かった。昔、ビセンテ・アミーゴのグループで来日したこともあった人です。
前回のビエナルでも、この同じホールでギターのリサイタルのシリーズが行われたけど、ギター一本勝負。今回はグループもあり、ということで、構成とか変化はつけやすいかもだけど、靴音やパーカッションでギターが聴きづらかったりは本末転倒。また、歌い手も大声すぎて、主役のギターを引き立てているという感じではなかったのもちょっと残念。こういうグループでの演奏というのも、パコのセクステットの影響だと思うけど、うーん、共演者の選び方とか皆、もっと考えるべきですね。音響板使ってたせいもあるのかもだけど、マイク使うなら音響板いらないと思うんですが、どうでしょう。
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