とても素敵なコンサートだった。
ウエルバ出身サンドラ・カラスコとセビージャ県アラアル出身のギタリスト、ダビ。
二人による極上のフラメンコ音楽。
©︎Actidea
20世紀中盤に活躍し、全国的な人気を誇ったフラメンコ歌手であるぺぺ・マルチェーナを思い出して、というタイトル通り、マルチェーナのレパートリーを歌い継いでいく。ブレリア、ミロンガ、タランタ、ポロ、ファルーカ、コロンビアーナ、ガロティン、ファンダンゴ…
完璧な音程どりで 繊細な節回しも丁寧に歌っていきます。聞いててとても気持ちがいいのは、音程の良さだけでなく、きちんと心が乗っているというか、こう歌いたいという方向性もしっかりしているからだろうな。伴奏のダビも若さに似合わない落ち着きでしっかり歌をサポートしていきます。もうすでに各地で公演を重ねているというのもあるのでしょう。
歌にもギターにもオレをつぶやきっぱなしの1時間でした。
©︎Actidea |
©︎Actidea |
なお、ぺぺ・マルチェーナはロシオ・マルケスも取り上げています。
これがきっかけになって、本家マルチェーナに興味を持つ人も多いことでしょう。実は私も久しぶりに聞いてみたりしています。
このコンサートではないですが、このコンサートと同じ曲を歌っているビデオ貼っときますね。この曲をアルカサル庭園の雰囲気のいい中で聴けたのは本当に幸せでした。
アンコールでマルチェーナのではない、ファンダンゴ・デ・ウエルバを歌ったのですが、これがまた力強くかつ繊細で、本当によかったです。
まだ8月15日と9月1日にも公演ありますよ〜。満員必至なので15日のは7日、9月1日のは8月27日前売り発売開始なのでチェックしてくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿