ビエナルの記者会見はトリアーナの陶器センターで。左から二人めエドゥアルド・トラシエラ、セビージャ市文化担当官、ロシオ、ビエナル監督、ジェライ・コルテス、フリア・バレンシア |
開幕はウルスラ・ロペスが監督に就任したアンダルシア舞踊団ですが、それに先立ち、9月6日、セントラル劇場で13時と21時、公演するロシオ・モリーナ の記者会見が行われました。
マスクは水玉。 |
この記者会見には来ることができなかったラファエル・リケーニと、ここ数年ロシオの伴奏をしているエドゥアルド・トラシエラ、ジェライ・コルテス、3人のギタリストのギターを踊るトリロヒア、三部作のその1、その2を上演するのだと言います。
リケーニのギターを踊ることで、思いがけない自分が出てきたのがきっかけになって、作られた作品。リケーニを踊ると、儚さや母性などが出てくるのだと言います。
リケーニのギターで踊るのが13時からのその1。21時からはもう一個のその1と題して、エドゥアルドとジェライ、二人の、ロシオ曰く「対照的な」ギターを踊ります。
彼女のアイデアをネレア・ガランが言葉にし、故堀越千秋さんゆかりのアートディレクター、フリア・バレンシアが芸術監督として、形にしていったと言います。
この公演はYouTubeで生配信されるそうなのでお楽しみに。
記者会見の前に、日本公演が中止になって残念だったね、と話しかけると、「ほんと。行きたかったの」と。日本各地で映画が公開になってそれをみんな観ていることも伝えました。この状況が終わったら、きっと観たくてたまらない日本のファンと出会えることでしょう。
「世界中で見ることができて、フラメンコを知らない人に届くオンラインがあっても、画面ではわからない“匂い”を探して劇場に足を運ぶ人たちと身体と身体を対峙する感覚が大切」と語るロシオ。外出禁止中、ギタリストとも会うことができず一人で稽古をしながら、アートではやはり人と会うことが大切だと実感したと言います。
1日も早く日本に再び行くことができますように。
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