2018年3月2日金曜日

ヘレスのフェスティバル エミリオ・オチャンド「3デウノ」

バレンシア出身でマドリード在住のエミリオ・オチャンドによる「3デウノ」
エスクエラ・ボレーラ、フォルクローレ、フラメンコというスペイン舞踊の基本をベースに、アラブ風の音楽やセビジャーナスのデュオ、マカリネスの音楽で見せる作品。
数年前にマドリードで初演されたものという。

フラメンコ衣装のカルメン・コイ、
羽がついたスカートのカルメン・アングロ、そしてシンプルな衣装のエミリオ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo

© Festival de Jerez/Javier Fergo

 フラメンコとボレーラの表現の違うはこの写真でも一目瞭然。

© Festival de Jerez/Javier Fergo

© Festival de Jerez/Javier Fergo
 このマントンを使った場面がこの作品の白眉。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 マントンの羽ばたきといえばルベン・オルモだが、その影響もあるだろう。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
フラメンコは、バタ・デ・コーラのコイが見せる。
先日の「フラメンコナウタ」ではボレーラで活躍した彼女。フラメンコもうまい。
© Festival de Jerez/Javier Fergo


最後は椅子に座ってのカスタネットと、スペイン国立バレエの「アレント」を思い出させる。
振り付けには、ナハロと共通のものもあり、様々なものを見て、作られているのだろう、という感じ。


ヘレスのフェスティバルは、フラメンコのフェスティバルと誤解されがちだが、フラメンコとスペイン舞踊に特化したフェスティバルなのだ。
これからもスペイン舞踊の若き才能をたくさん見られますように。

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