オルガ・ペリセの新作「ピサダス」が初演。
彼女らしい洗練された美しさにあふれる作品だった。
なにかを探すように
腰に付けた木の実の音だけで踊るオープニング
それがやがてギターのマラゲーニャとなり
歌もはいっていく
©Festival de Jerez Javier Fergo |
しなやかな身体をいかし
流れるように進んではいくのだが
曲が長い。
パンタロンで髪をおろして踊るタランタ/タラント/タンゴは
フェルナンダ・ロメーロ風か。
あきれるほどにすばらしい身体能力だ。
ゲストのフアン・カルロス・レリダは
鹿の角をつけてガロティン。
最初はコンテンポラリー風なのがだんだんフラメンコになって
オルガとのデュオへとなる。
この二人はコンテンポラリーがちゃんとそうみえるくらいに
動きがきちんとしているのがいい。
でもなぜ鹿の角?
タチャのブレリアがあって
白いベールに包まれてでてきたオルガはアルボレア
はなやかに踊りこれで最後かと思うと
舞台の上で着替え
またもやコンテンポラリー
?
衣装、照明ともに美しく
彼女は素晴らしく踊りきる。
でもいろんな要素には?
ピラール・ロペスがプログラムを読まなくてはわからないようなのはだめ、
という話をしたというけれど
その意味では、ちょっと疑問。
演出はベレン・マジャと同じ人だから
これは彼女の意向なのかとは思うのだけれど。
0 件のコメント:
コメントを投稿