カルメン・コルテスは大人数のフラメンコ舞踊団での公演。
グラナダ出身でスペインを代表する詩人の一人、フェデリコ・ガルシア・ロルカはフラメンコにまつわる作品もあり、公演でも取り上げられることが多い。カルメンもかつて『イエルマ』を踊っている。ヘラルドの音楽もあいまってイエルマの悲しみが伝わってくるようないい作品だった。今回は様々な作品や彼の時代のフラメンコをモチーフとした作品。ちょっと、アンダルシア舞踊団の『蝶の呪い』にも似ている。
群舞は振付も踊りも見るべきところがあるようにはあまり感じない。むしろ発表会的に思えてしまうのは初日にスペイン国立バレエ団を見てしまったからかも?昨日のメルセデス・ルイスにしても、カルメンの舞踊団にしても、個人でやりくりをしているところと、国をバックに潤沢な予算とスタッフ、全国から選ばれたレベルの高い団員たちを抱える国立バレエと比べるのはダメだとはわかっていても、まだ目に焼き付いているのでどうしても比べてしまうのだろうな。すみません。
カルメンは最後にソレアをおどったのだけどさすがの存在感。ただ60代となってはどうしても一人で舞台を引っ張っていくのが難しく、舞踊団と言う風に考えたのだろうけど、それがプラスになっているかは疑問。難しいですね。
©Javier Fergo Festival de Jerez |
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