カディス出身でエバ・ジェルバブエナ舞踊団などで活躍したマリア。だからなのかな、作品も踊りもどこかエバみたいなのだ。
幕開き、椅子の上で本のようなものを読んでいるところとか、椅子を使うところとか、エバが舞踏にインスパイアされて始めたという非常にゆっくりした動きとか。でも彼女はエバじゃない。エバの影響が強烈すぎて、彼女らしさがどこにあるのか、私には見えにくい。
©Javier Fergo Festival de Jerez |
携帯のキーを打つ音でコンパスを刻むという設定での、ロベルト・ハエンとのかけあいが楽しかったけれど、うーん、あれはロベルトの個性だしなあ。
例えば、先日のメルセデス・ルイスなどより技術が上なのはわかるけど、なんというのか、繊細さが少ないというのか、バタやマントンも力技に見えてしまう。姿勢も首がちょっと前に出ているような感じが気にかかる。
好きな人は好きなんだろうけど、単に好みの問題なのかなあ。私が踊りに求める、美しい形と動きを見ることは叶わなかったんだけど、熱血が好きな人は好きなのかもしれない。
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