クラシックギタリストのホセ・マリア・ガジャルドとフラメンコのミゲル・アンヘル・コルテスのデュオによるコンサートはサラ・トゥリナで。
クラシックとフラメンコ、遠くて近い、近くて遠い、二つのジャンル。
スペインを代表する作曲家アルベニスの曲に、フラメンコのテイストも加味しつつデュオで奏でた10曲。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
ホセ・マリアは、パコ・デ・ルシアのアランフェス協奏曲日本公演の指揮者で、パコのアランフェスを手伝った人。ラファエル・リケーニとセビージャ組曲を録音し、去年までのビエナル開演前に流れるテーマの作曲家でもあるという、スペインのクラシックギタリストの中ではもっともフラメンコに近い人、かもしれない。ミゲル・アンヘルとの共演は12年前からだそう。
前日のアルカンヘル公演にも出演していたミゲル・アンヘルは、他にもエスペランサ・フェルナンデスらの歌伴奏などで活躍している実力はフラメンコギタリスト。
Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
前日のアルカンヘル公演にも出演していたミゲル・アンヘルは、他にもエスペランサ・フェルナンデスらの歌伴奏などで活躍している実力はフラメンコギタリスト。
この二人が、アルベニスの曲にフラメンコの要素を加えて演奏していくもので、アルベニスのインスピレーションの源をに帰っていくようなイメージなのかな。
アストゥリアスやセビージャ、コルドバといったスペイン舞踊でもお馴染みの、聞き慣れたアルベニスのメロディの中にあるフラメンコ的なものの要素がより強化されていくような、面白い試み。元の曲がどうだったか思い出せなくなっていく。
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クラシックギターとフラメンコギターの音の違い、構え方の違い、演奏方法の違い、指の動きの違うなどを見比べるのも面白い。ギター演奏する人には当然のことなのかもだけど。
クラシックギターがメロディを演奏し、フラメンコが伴奏っていう感じのところが多かったけど時に逆になったりも。
これがきっかけでフラメンコの人がクラシック聞いたり、クラシックの人がフラメンコ聞いたり、で世界が広がるといいですね。
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