2024年5月31日金曜日

瀬戸口琴葉enトーレス・マカレーナ

 セビージャ留学中の瀬戸口琴葉がペーニャ、トーレス・マカレーナに出演すると聞いて久しぶりにマカレーナまで。この日、AC/DCのコンサートがあるということで、黒いロックTシャツ着た人がやたら多いし、バスも満員。

ペーニャ、ずいぶん雰囲気が変わりました。数年前に会長が変わってからだそうで、雰囲気が全体に若返って明るくなったかな、あと女性が多くなりました。バルも働く人が増えたような。ペーニャは会員が毎月の会費を払って運営していて、会員が前の方に座るようになっていて、私も友達が会員だったので前の方に座らせてもらいました。

トーレス・マカレーナは毎週舞踊公演が行われているという珍しいペーニャ。通常、ペーニャはカンテ中心で、普段は全く公演などなく、バルみたいになっているところもあるのですが、ここは公演に講演、会員たちのお話会や歌の会などイベントが盛りだくさん。会員以外も協力費を払えば入れるので、留学生たちや観光客なども訪れる、開かれた雰囲気。昔、2009年NHKで放送された探検ロマン世界遺産という番組で、ユーミンが訪れていたのもここです。



ホセ・ルイス・メディーナのギターソロでグラナイーナ、瀬戸口の一曲目はシギリージャ。
歌はガジとキコ・ペーニャ。歌が良くて、踊っている瀬戸口もつい口元がほころぶ瞬間があったほど。でもちゃんとシギリージャでしたよ。コラへのシギリージャ。不幸で悲しみに打ちひしがれるより、なんでこんなことが起こらなくちゃいけないの、って怒っているような、そんなシギリージャ。よかったです。



休憩を挟んで、カンテス・デ・レバンテのカンテ・ソロ、そしてソレア。
舞台に出ていく前からしっかりソレアの雰囲気を演じていた。演じる、曲の中に入ることは大切。


でも本領発揮!と思ったのはブレリアに入ってから。のびのびと、自由な感じで歌もしっかりきいて反応して踊っている感じ。彼女のキャラクターにも合っているのかな。


技術があるしせっかくの舞台だし、で、あれもこれもと詰め込んで全部できちゃうのでこれも入れちゃおう、って感じなのかな、もうちょっとゆったりしたスペースも作ってくれるとか、強弱をつるというか、起承転結じゃないけど、強弱をつけるというか、そういうのが合ったほうが観客としては入り込みやすいかも? ブレリアはみんなの心が彼女の踊りに乗っている感じが合ったし、きっともっとどんどんすごくなるはず。またみせてくださいね。



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