1922年グラナダで開催されたカンテ・ホンドのコンクールからイメージして、その時代に活躍していたアーティストや時代の雰囲気、起こった出来事など色々な要素を取り入れて盛りだくさんな作品。とはいえ2時間は長い。長過ぎる。
|
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
とはいえ踊り手はマルコのほか、日本にもよく行っていた、マリナ・バリエンテとクラウディア・クルスの二人のみ。マルコとの絡みももちろんあるしそれぞれソロも踊る。そのほかゲストの歌い手ホセ・バレンシアが幕前でまるで夏のフラメンコ、フェスティバルのようにソロをたっぷり聴かせる場面もある。またバックの上部には絵やビデオが映し出される。ちょっととっちらかった感あり。
|
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
|
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
マルコは、マルカールが素晴らしい。昔のピパを思い出させるような、大きく動かすブラソが綺麗。コンパス感がピパの百倍いいから味わいもひとしお。
でも、ちょっと前かがみな感もありそこはきになるかも。
|
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
|
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
アイデアがたくさんある人なのだろうけど、ここは専門家の手を借りるなどして、もう少し題材を整理した方が良かったように思う。一番伝えたいことをはっきり見せてくれると観客にも優しい作品になるんじゃないかな、と思った夜でした。作品でも取捨選択、整理整頓は大切。
0 件のコメント:
コメントを投稿