今年のビエナルだとイスラエル・ガルバンのカスタネットのくだりとかピニョーナのディスコの場面かくらいかな。泣かせるより笑わせる方が難しいとも言いますね。
で昨日は久々に笑かせてもらいました。
クラシックギタリストでフラメンコも演奏しカンテも歌うというウトレーラ出身オランダ在住のマリア・マリンとパストーラだけの二人舞台。共演者はもちろん、装置もビデオもない。衣装も変えない。演出監督はイスラエル・ガルバン。
©️ Archico fotográfico Bienal de flamenco / Claudia Ruiz Caro |
最初はぼんやりした光の中で下手に座ったマリアがクラシック曲を演奏してはじまりそれを上手の赤いドレスのパストーラが踊る。いつもながらにムイフラメンカ。クラシック曲をフラメンコのテクニックで踊るというとクラシコエスパニョル?でもそうじゃなくてそれぞれが別々な感じ。
それがだんだん近づいて混ざっていく。パストーラが足で床を擦りながら上手から下手へ。その音をサーッ、サーッとマリアが口真似したり。
ソレアを弾き語り。伝統的なメロディに伝統的な歌詞。よきかな。
©️ Archico fotográfico Bienal de flamenco / Claudia Ruiz Caro |
ソロンゴ、マルティネーテとフラメンコに。
マリアが弾き語りするカラコーレスをチャナのように椅子に座って踊る。途中、人形のように足をぶらぶらさせたり。
©️ Archico fotográfico Bienal de flamenco / Claudia Ruiz Caro |
後ろ向きでスカートをまくって赤いスパンコールの半パン姿のパストーラがお尻をブルブルさせたかと思うと、白い小さなハンカチを使って踊る。これが絶品。マントンのように使ったりスカーフのようにしたり。抱腹絶倒、お腹が痛い。最後はそれを破って紙吹雪に、え、ティッシュだったん?笑いが止まらん。
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