11月4日から6日までセビージャで開催された『アントニオ、舞踊の100年』会議。セビージャ大学、アンダルシア州、セビージャ市主催で、セビージャ大学フラメンコ学会を主宰する数学者、ラファエル・インファンテがセビージャのフラメンコ/舞踊ジャーナリスト、マルタ・カラスコ、ロサリア・ゴメス、マヌエル・クラオらとオーガナイズしたもの。アントニオ生誕100年を記念するイベントの一つです。
これが充実の内容で、無料なのが申し訳ないくらいでありました。
まずはアントニオに関する展覧会の開会式。セビージャのセタと呼ばれる大きな建物のそばにあるサンタ・イネス修道院。
アンダルシア舞踊団メンバーによる踊りも華を添えたのですが、当初の予定より時間が早まり最後まで見てると開会宣言に間に合わん、と旧タバコ工場の大学へ走り、元アンダルシア文化長官、元アンダルシア国際大学総長のホセ・マヌエル・スアレス・ハポン氏の講演を拝聴。
午後は、アンダルシアの舞台芸術アーカイブセンターの人によるアントニオ資料の話、マドリにある資料の話を経て、アントニオのカンパニーで活躍したダンサーたちのお話。
ダンサーたちは80代なはずだけど、記憶も言葉もしっかりしていてほれぼれします。
2日目は国立バレエにおけるアントニオ(2代目監督です)についての講演の後、
監督時代のアントニオを知るダンサーたちが登場。
日本でもお馴染み、アントニオ・カナーレス、ハビエル・ラトーレ、ハビエル・バロン、アントニオ・マルケス。
彼らが語る、国立バレエ稽古場(当時は今のソフィア王妃芸術センターが稽古場でした)などでのアントニオ。それはもう生き生きとして、私はビデオでしか知らないアントニオですが、彼らの話を通して人間アントニオに触れた気分。
コーヒータイムを挟んで、作曲家による、アントニオが使用したクラシック曲についての話
続いて、アントニオとフラメンコ。
これも伝説的歌い手のアントニオ・マイレーナの専門家のペドロ、アントニオ・レイナ、アリシア・ディアス、マヌエル・モラオ、マヌエル・クラオ。
そして写真や映画におけるアントニオについての話
1日の締めはアントニオ・マルケスが踊る三角帽子のファルーカ
アントニオ舞踊団にも在籍した、ヌレエフのプライベート・バレエ教授の話
ピカソと舞踊
そして、振付家としてのアントニオについて、ウルスラ・ロペス、ホセ・アントニオ、マノロ・マリン、バレリアーノ・パーニョ、ラファエル・エステベス
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