カスティージャ通り、チャピーナ広場よりのフラメンケリアはフラメンコ・スタジオですが、水木金土20時半からはタブラオに。そしてそのあとなどにフラメンコ公演が時々行われています。
昨年は田村陽子と工藤朋子の公演も見に行ったなあ。
3月に帰国する松なので、その前に、今回のセビージャ滞在の句読点的ライブなのかな。
開演は22時の予定でしたたが、30分遅れで開幕。
カンテ・ソロ、アレグリアス、休憩、カンテ・ソロ、ソレア、フィン・デ・フィエスタというシンプルな構成。でもバックが、さすがセビージャ!で、
ギターに名手エウヘニオ・イグレシアス
歌は、これがタブラオライブ初出演という新人、エル・キキと
ベテラン、ギジェルモ・マンサーノ。
パルマには、ロシオ・モリーナらとの共演でも知られるオルーコ。
なかなかのドリームチーム。
1部でのアレグリアスは黄色に白の水玉のバタ・デ・コーラにマントンで。
やりたいことができてないようなもどかしさ。
ちょっと昔のフラメンコをイメージしたような衣装だけど、髪のしつらえはゆるくて、セビージャ風のきっちりした美しさはない。ちょっと残念。
ん〜、昨年、日本で見た時の方が良かったかも?
でも休憩を挟んだソレアで一挙挽回。
歌を聴いて、歌に反応して踊る。
ある意味プリミティブな感じのある、基本のフラメンコ。
これって、なかなか日本じゃできないよね。
あの振りをしよう、この振りをしようと前もって思っているのでは無く、歌を聴いて体の中から出てくるままに動いている、そんな自然な感じのフラメンコ。
こういう踊りができただけで来た甲斐があったのだと思います。
フィン・デ・フィエスタではオルーコも踊る。
ヒターナになりたかったのかな。とかも思ったけど、とにかくヒターノふうのフラメンコが好きだということは間違いないでしょう。
アレグリアとソレアでガラッと変わったように、なんかこれからも色々変わっていきそうで、目が離せません。
劇場の舞台のために、作品としてきっちり作る振り付けもあれば、タブラオなどで、臨機応変に踊っていくのもフラメンコ。
セビージャでしか学べないことを学んでいるんだなあ、と感じたことでした。
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