Bienal Óscar Romero |
1時間半ただただ退屈。
アンドレスのすごい音感のサパテアードも
パトリシア・ゲレーロのめっちゃフラメンカな身のこなしも輝くことなく、とってつけたような“現代”の中に埋もれてしまう。
“現代”は、電動一輪車やスケートボード、変化する映像。
舞台下手にはスケートボード場にあるようなハーフチューブ。その上に画面。
下手にはさらに大きな画面広告板。その下にテント。
フラメンコにストリートカルチャーを組み合わせてドンキホーテってタイトルにすれば売れんじゃね?、的な。
サッカーのスパイクでサパテアードしたり、ボクシングのグローブはめたり、フェンシングの剣を持って踊ったり、アイデアは満載。
でもそれって長々繰り広げるようなもの?
どこへ向かっているんだ?
全裸になる必要はあったの?
ドンキホーテが夢を追う人のイメージで使われているなら髭も兜もいらないのでは?
ドラムスとチェロらによる音楽が唯一の救いかも。
トレメンディータは熱唱するも口跡のせいか、よく聞き取れない。
だから、レトラが画面に映されるのは助かる。
客席に出て行ったり、客席にサッカーボール蹴り込んだりも、
客いじりのテクニックにしか見えない。
好きな人は好きなのかも。
でも私には苦痛でしかありませんでした。
だいたい姿勢が悪すぎる。
今回は上半身裸になることが多く、それで余計目立つのかなあ、肩を引いて首を前に出す、鳥のような姿勢。体の芯はどこにあるんだ?
フラメンコ的に美しくない。
でも、結構みんな好きだったみたいで、その理由が知りたい。
それぞれの好みだと思うんだけど、聞いてみると、ああ、そうかな、と思うことがあるかもしれないし。
12時からはアラメーダでマリア・テレモート。
新譜発表を兼ねてのコンサート。
新譜だから、か、カンシオンぽい曲もいくつか。
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全身で伝えようという心意気。
舞台での存在感。
これに細部の表現が加わったら凄いに違いない。
まだ若いのでこれからに期待。
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