ヘレス出身のバイラオール、ドミンゴ・オルテガが
ビジャマルタ劇場に初登場した「エル・バイレ・カンタ」
始まりはシギリージャ。
©Festival de Jerez撮影Javier Fergo(全て) |
ドミンゴのソロに白いバタ・デ・コーラの女性二人が加わり
アレグリアス・デ・コルドバに。
最後はなぜか?コーラ、つまりバタのしっぽの部分を取り外すという演出。
カンテソロのファンダンゴのあとは
カンタオーラとドミンゴがロマンチックなバラード的な歌謡曲のようなものを
二人で歌う。。。訳わからん。
続いてはサンドラ・ゲレーロのタラント。
なぜかバタ・デ・コーラでマントン。
そんなタラント初めてみるかも。
とくにバタがうまい訳でもなく、
なぜバタでマントンなのか謎。
これも最後はバタを脱ぎ捨て普通のワンピースの衣装でタンゴになる。
なぜ?
続いてドミンゴのソレア。
ブレリアになってゲストのフェルナンド・デ・ラ・モレーナ登場。
最後はドミンゴが彼の前にひざまづく、という演出。
フェルナンドは十八番のトリージャもソロで
そこにカンタオーラが踊りで絡み
(ラバ役?なはずはない、と思う)
そのカンタオーラが続くファルーカを歌いだすという構成。
マリ・パス・ルセーナのファルーカは
マノレーテやグイトなどマドリードの巨匠たちの振付?
ドミンゴのアレグリアスがあり
再びブレリアでフェルナンドも出て終了。
ドミンゴは決して悪い踊り手ではないのだろうと思うけど
大きな舞台で自らの作品を上演するという機会が
スペイン国内ではなかなかないせいか
作品としてのコンセプトもはっきりしないし
バックを勤めるメンバーも一流とは言い難く
バックに映し出される映像のセンスも?で
残念な結果だったと正直思う。
大舞台でもいつも一緒にやってるメンバーとやりたかったのだろうけど
せっかくの機会なのだからヘレスの歌い手たちの伴唱で踊るとかしてほしかったかと。
大舞台でもフラメンコはタブラオのフラメンコとは違うなにかが必要だよね、
などと考えつつサラ・ラ・コンパニアに急いだのでありました。
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