リムスキー・コルサコフ「熊ん蜂の飛行」を
二人でサパテアードで聴かせるオープニング。
なんとも粋にはじまった師弟による公演。
フアン・サルスエラのカンテソロはコルドバのアレグリアス。
続くラトーレのソロはタラント。
その優雅なこと!
手首の回転がコンパスにきっちりあって気持ちがいい。
姿勢やかたちの美しさはためいきがでるほどだ。
タラントの悲劇的な重厚感ももちろんあるのだが
それよりなにより優雅なのである。
それも女性的な優雅さではなく
男性らしい優雅さ。
Javier Fergo
弟子のウーゴ・ロペスはシギリージャとファルーカをソロで踊る。
長身にもかかわらず回転もみごとなテクニックで
軸が全くぶれず安定感がある。
2年前だったろうか、
ハビエルの作品で踊ったソロから
ぐんと、目を見張るほどに上達している。
師譲りのかたちの美しさ。
きちんと勉強していることがよくわかる。
若いダンサーはパソを詰め込みすぎる事が多いのだが
彼はゆっくりカンテをマルカールすることを知っている。
落ち着いて曲に挑んでいるのがすばらしい。
Javier Fergo
最後の二人でのブレリアに至るまで
いやあ、みせてくれました。ありがとう!
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