はい。ただいまムルシアはラ・ウニオンのカンテの殿堂にいます。
マイテ・マルティンがグアヒーラを熱唱中です。
今日は実況中継で書いていきます!
といってもなにも客席でパソコンあけてるわけではありません。
後部にあるプレス用キャビンで、無線LANをつかって
コンサートをききつつ書いてみようというわけでございます。
マイテがフラメンコ界で名をあげたのは
ここラ・ウニオンのコンクールで優勝、ランパラ・ミネーラを獲得してから。
オープニングはペテネーラ。
この曲を歌わせれば彼女の右にでるものはいないという十八番。
ヒターノたちには不吉な曲とよばれますが、
美しいメロディはやはり魅力的。
その美しいメロディをなめらかな声で朗々と歌い上げました。
伴奏はフアン・ラモン・カロ。
先頃ソロ・アルバムを発表した彼ですが、彼の歌伴奏は天下一品。
歌を熟知して、カンテの前にでることなくしっかりとサポート。
マラゲーニャも彼女の十八番。
昨日、エンリケ・モレンテも歌ったチャコンのマラゲーニャを熱唱。
こういったメロディアスな曲種はうん、やっぱりうまいなあ、とうならせます。
ミネーラは彼女をおしあげた曲。こういう叙情的な曲はマイテやっぱいいですね〜〜〜
ミネーラからカルタヘーナへと、彼女の恩人であるフェスティバルにふさわしい
カンテ・デ・ラス・ミーナスを続けていくその名人技。
一般的に人気の高いファンダンゴも見事にこなし、続くはガロティン。
その昔、カンテ・チーコとよばれ、純粋派にはあまり人気のない、
どちらかといえば踊り歌として歌われてもソロで歌われることはあまりない曲ですが
彼女はこういう、 ちょっと埋もれた歌を発掘する、というと言い過ぎかもしれないですが
彼女流にみごとな一曲に仕上げるのはさすがです。ビダリータもそうでしたよね。
グアヒーラそして今はブレリアス。
sin compromiso
フェルナンダが歌っていたカンシオン・ポル・ブレリアスですが
それをそのままなぞるのではなく、彼女流になっているのが三重 丸。
フェルナンダの声とマイテの声は違うし、歌い方も違う。
いわゆる“泣き”もまったくちがうので
同じレトラ を歌ってもまったく同じ曲にはならない。
ここらへんがフラメンコの偉大さですね。
とこのブレリアで彼女のパートは終了。
あとあじのいいリサイタルでした。
15分の休憩をはさんで今度はマノロ・サンルーカルの登場です。
ではまたマノロについて書きますね。
あ、写真はあとでアップします。
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