2010年6月19日土曜日

アルグルグー/ロシオ・マルケスとラ・モネータ

金曜日のアルグルグーはロシオ・マルケスとラ・モネータ。
今年で50周年を迎えるラ・ウニオンの、
カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバルへのオマージュで
同フェスティバルのコンクールで優勝したことのある二人の若手アーティストの出演。


ロシオ・マルケスは1985年ウエルバ生まれの25歳。
こどものときからファンダンゴを歌って育ち
 クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校に学び
2008年にラ・ウニオンのコンクールで優勝した。
現在は各地のフェスティバルなどで活躍。

コンクールに優勝したときも思ったが
エストレージャ・モレンテをめざしているのかな、
とも思わせる、“美しい”系の歌い方。
上手だけどまだどこか食い足りないかな。

この日の伴奏はアルフレド・ラゴス。
さすがの演奏をきかせた。


何度かの来日公演で、日本でもおなじみのラ・モネータ
グラナダらしいバイレを今に伝える彼女は2003年にラ・ウニオンのコンクール、
舞踊部門で優勝。
持ち前のテンペラメントがすばらしい。
若い彼女だが、あちこちに古きグラナダの香りも残るバイレ。


毎年、この夏の訪れを告げるようなフェスティバルを訪れているが
この夜は風もあり、6月とは思えないほど肌寒くお客さんが少なかったのが残念。

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