スペインとポルトガルがEUに加盟して今年で25年。
その記念のコンサートが12日、マドリードのアウディトリオ・ナショナル、
国立音楽堂で開催されました。
国立管弦楽団が演奏したのは
モーリス・ラベルの「道化師の夜明け」、
「ボレロ」やマヌエル・デ・ファリャ「三角帽子」など
いかにもスペイン!のプログラム。
が、それだけではありません。
ミゲル・ポベーダがスペインを代表して、
ボレロとよばれるラテン・バラードの名曲、
「ベテ・デ・ミ」「ア・シエガス」を歌ったのでありました。
ポルトガル代表はファド歌手マリーザ。
二人ともカルロス・サウラ監督映画「ファド」に出演してました。
オーケストラをバックに熱唱したミゲル。
映画「抱擁のかけら」でもつかわれていた、「ア・シエガス」は
オーケストラを圧倒するほどの迫力。
この古いスペイン歌謡を思い入れたっぷりに歌い上げる彼には
誰もがひきつけられたことでしょう。
コプラを歌ったCDも好評だし、そのコンサートも大好評。
アルゼンチンタンゴを歌っていたこともあったし、
ほんとうに彼はマルチな大活躍。
何を歌ってもうまいんだよなあ。。。。
音程、音感、感情のいれかた。声量。センス。
ジャンルをこえた、
歌うということの基本がしっかりしてるってことなんだろうな。
でもカンテを本当に大切にしている彼だから
心からフラメンコを愛しているミゲルだから
他ジャンルの活躍も心配せずに楽しんで見守れる。
二人の共演もよかったし。
なかなか満足でございました。
って、ラジオ中継で聴いたんですけどね。
あとでテレビ中継があったことに気づいたのでした。。。残念。
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