第19回コルドバのコンクールの応募要項が発表されました。
コルドバのコンクールといえば、現在まで続いているコンクールの中で最も歴史のあるもの。
3年に1度開催されるこのコンクール、
過去の受賞者には一流のアルティスタが並ぶ、スペインに数あるコンクールの中でも
権威あるものといわれます。
1995年にAMIが日本人として初めて部門優勝したこのコンクール、
これまでは毎年5月に開催されていました。
が、コルドバの5月といえば一番美しい季節で、パティオ祭りなど催しがめじろおし。
観光客も一番多く、コンクール参加者もホテルが予約できないなど苦労していました。
ということもあって、今年から秋の開催となりました。
参加者の条件は18歳から50歳までで、これまでに賞を受賞したことがない人。
申し込んだ人は11月8日から13日までの予選に出場、
この予備審査を通った人が11月20日から23日までの決勝に出場します。
優勝者によるガラ講演は11月27日、グランテアトロで行われます。
変わったのは開催期間だけではありません。
これまではカンテとバイレはアレグリアス/カンティーニャ、ソレア、
といったようにいくつかの曲種ごとに、
トーケはソロと伴奏というように部門がわかれ
毎年複数の賞が贈られていたのですが、今年はそれがひとつになりました。
つまりカンテ、バイレ、トーケ、各部門優勝者は一人のみとなります。
カンテ、バイレはそれぞれ4つのジャンルの曲を1曲ずつ、
カンテは1曲5分、バイレは8分歌い、踊り、
ギターはソロ6分、カンテ伴奏5分、舞踊伴奏8分を弾くわけです。
バイレでいえば、
Aソレア、シギリージャ、マルティネーテ、タラント、ブレリア・ポル・ソレア、ブレリア
Bアレグリアス、カラコーレス、ミラブラス、ロメーラス、ローサス、カーニャ、ロンデーニャ、グアヒーラ、セラーナス
Cタンゴス、ティエントス/タンゴス、ファルーカ、サパテアード、ペテネーラス、ハレオス
Dがロティン、ソロンゴ、ハベーラス、アルボレア、サンブラ
とわかれています。ここにない曲を踊る場合は主催者に問い合わせることになります。
つまりひとつの曲が得意なだけでなく、
一般に精通したアルティスタのみが受賞できるわけです。
おそらくこれで参加者を減らそうということなのでしょう。
たしかに初級者の参加者は減るでしょうが、
うーん、予選がおそろしく長くなりそうな。。。
たしかこのコンクールの予選は演技の途中で鐘が鳴り、
お引き取り願う、というのもありだったように覚えていますが、
そうでないと恐ろしいことになりそうな予感。。。
杞憂に終わればいいのですが。。。
なおコンクールの申し込みは来週、6月16日から。
応募要項はオフィシャルウエブで観ることができます。
申し込みもウエブからできるようです。
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