2010年4月8日木曜日

若者コンクール

アンダルシアの若者フラメンコ・コンクールの決勝が
6月5日ヘレスのビジャマルタ劇場で行われるそうです。
予選を勝ち抜いた24人が
フォスフォリート、カルメン・リナーレス、
ご当地出身ギタリスト、パコ・セペーロ、
そして踊り手マティルデ・コラル
(彼女はご主人を亡くしたばかりなのでこれは主催者側の希望だが実現するか未定)
といった審査員たちの審判を待ちます。
各部門の優勝者たちはこの秋のビエナルの舞台に立つことが約束されています。

今年は毎年恒例のラ・ウニオンのコンクールのほか
3年に1度のコルドバのコンクールも開催されます。

コンクールはこれから世界を舞台に活躍せんという若者たちを後押ししてくれる。
実際、教室や音楽舞踊学校を卒業し、
タブラオなどで経験を積み始めたアルティスタたちを
より大きな世界への扉を開いてくれる。
それまでは近くの人、
ごく限られた人にしか見聞きしてもらえなかったものが、
一般のフラメンコ・ファンや、業界人たちにも広く観てもらえる。
より多くの舞台にたつチャンスが与えられる。

アートはスポーツのように数字に結果が現れるわけではないし
残念ながら、その結果がいつも、
すべての人の満足のいくものというわけではないけれど、
それでもコンクールのために集中的に、目標をもって練習したりすることも含め、
大きな舞台でのコンクールに出場することはいいことなんじゃないかな。
今年もすてきな新人たちがでてきますように。

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