今回の私の日本滞在は別にエバにくっついてきたわけでも
ディエゴ・カラスコのおっかけをしてるわけでもなく、
(そうだと思った人が一人以上いることでしょーが)
日本のフラメンコの歴史を探る旅なのでありました。
古い日本のフラメンコのプログラムをお借りしてはひたすらスキャンの女工哀史。
自分の研究のため、なのでありますが、スキャンしたものはヘレスのアンダルシア・フラメンコ・センターにも所蔵されることになる予定。研究者の役にたってくれることでしょう。
日本のフラメンコ公演のプログラムは豪華で、写真がいっぱい。
スペインの基準からするとこれは“本”なのだそうです。。。
古いものでは1950年代、1960年代なんてものもありまして、いやー、いにしえに思いをはせつつスキャン。。。
黎明期の、まだ辞書にフラメンコの文字がなかったころにフラメンコと出会い、恋に落ち、人生が180度変わってしまった先駆者たちには、ほんと頭がさがります。
1ドル360円時代に、フラメンコゆえにスペインへ旅立っていった人たちにも。
情報もなにもないまま、頼る人もないまま、フラメンコへの愛だけでシベリア鉄道に乗った人たち。。。。
そしてむかーしに日本を訪れたスペインのアルティスタたちもすごいですよね。
日本と中国のちがいもわからないまま、仕事というだけでやってきた人たち。
彼らがフラメンコを世界中に広めたわけですよね。
日本の先駆者たちとスペインの先駆者たちがあってこそ、今の日本のフラメンコの隆盛があるわけで。うーん、ちょっと感動。
愛だよ、愛。フラメンコへの愛こそすべてのはじまり。基本。
などといろいろ考えながら、今夜もスキャン三昧です。。。
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