ペガラハルは、ハエンから20キロほどグラナダ方面に行ったところにある人口3千人の町ですが
この町のフラメンコ・フェスティバルは今年で41回という歴史のあるもの。
かつてはカマロンやファルーコなども出演したといいます。
今年の出演はカンテが、マヌエル・ヘレーナ、ナノ・デ・ヘレス、マリアーナ・コルネホ、アントニオ・レジェス、ラ・タナ、そしてバイレがエル・ミステーラというなかなか渋い面々。
また、71年にこの町のカンテコンクールで優勝したベテラン・カンタオール、マヌエル・ヘレーナに捧げられました。
マヌエル・ヘレーナはセビージャ県プエブラ・デ・カサージャという、多くの歌い手たちを世におくりだしている町の生まれで、23歳からプロとして活動。自由な表現活動ができなかったフランコ独裁政権下で自由をうたうなど、社会的な歌詞で何度も逮捕されたりしましたが、70年代の人気カンタオールの一人です。
フェスティバルの開幕は23時半。実際にはじまったのは24時過ぎでした。
カディスの明るい光をはこんできたようなマリアーナ・コルネホ、年をへてだんだんお父さん(鍛冶屋兼歌い手のティオ・フアネ)に似てきたナノ・デ・ヘレスら、ベテラン勢がブレリアなどを中心に楽しくきかせてくれました。
というのも折から町はお祭りで、すぐ近くにある移動遊園地やディスコのにぎやかな音楽がきこえてくるので、マルティネーテなどをじっくり聴く雰囲気ではないからでしょう。
バイレのミステーラは十八番のソレアで観客を総立ちにしました。
私は一部が終わった3時すぎに帰ったのですが、うーん、きっとこの分だと全部終わるのは朝方6時ぐらいだったのではないでしょうか。。。
昔ながらのフェスティバルも楽しいものですが、ほんと体力がいりますね。
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