2009年9月27日日曜日

第1回フラメンコ国際ミーティング おはなし ふたつ と公演





二日目、最終日な今日もホテル、アバ・トリアーナでお話がふたつ。

11時からはミラグロス・メンヒバルがエル・ムンド紙の辛口批評家マヌエル・マルティン・マルティンが登場。トリアーナとフラメンコについて語りました。
ミラグロスはトリアーナ生まれ。なんでこどもの頃の思い出とかきけるかと思ったのですが、残念ながらそれはなし。
トリアーナゆかりの曲種やエスクエラ・セビジャーナ、セビージャ派といわれる舞踊の話が中心。 トリアーナのスタイルのバイレとしては元祖トリアーナ・プーラのタンゴをあげていました。。。で、トリアーナ生まれのアントニオ・カナーレスのタンゴにもその影響がみえる、とはマヌエルの意見。ふむ。
トリアーナのタンゴってのは、こーゆーやつです。



18時からはマティルデ・コラル、ペパ・モンテス、フアナ・ラ・デル・レブエロというトリアーナゆかりのアルティスタたちの話をセビージャ大学教授のフラメンコ研究家、クリスティーナ・クルセスが司会。
マティルデの昔のトリアーナと長屋の中庭で繰り広げられた宴や、トリアーナの奥にあったフラメンコの店グアヒーロの思い出話などがとにかく楽しい。
こどもの頃にサン・フアン通り(今のエバンへリスタ通り)にすんでいたというフアナも、マティルデも、口をあわせて、トリアーナはヒターノもパジョもいっしょだった、という。
これは、ほんと昔のトリアーナを知る人たちはみんないいますね。。。
60年代、70年代に郊外の団地へ移っていった人たちも皆、今も、聖週間にはトリアーナにやってきます。。。心のふるさと。
ペパはセビージャ県のヘレスよりのラ・カベサ・デ・サン・フアンという町で生まれたのですが、トリアーナっ子のギタリスト、リカルド・ミーニョと結婚し、34年間トリアーナに住んでいるので、トリアーナのアルティスタと行ってもいい存在。
いやー、女たちの話はとても楽しゅうございました。
途中でちょっと歌もでたりして。
で、やっぱりみんないうのがトリアーナ・プーラ。
youtubeで検索するとけっこうひっかかってくるのでみてみてくださいまし。
El Titi, Pepa La Calzona,,,,

当夜の公演はピラール・アストラ。トリアーナの奥にある団地タルドン出身。
この地区もけっこうフラメンコな地区で、チケテテやローレ・イ・マヌエルなどのアルティスタを輩出している。
降雨確率60%ということで、会場はホテルに変更になったので、照明が蛍光灯だったのは残念だったが、闘牛士だった父の衣装とカポーテを舞台に熱演。

ピラールはかつてテレビのフラメンコ番組の司会などもしていた中堅舞踊家。
結婚と育児で一時、舞台から遠ざかっていたが1年前セビージャに戻って来て、教授活動などを再開した。
イントロダクションの後、アレグリアスを踊り、ウーゴのソレア・ポル・ブレリアのあとはブレリアを歌い、フィン・デ・フィエスタ。。。とちょっとさびしい構成だったが、ピラールのマントンをつかったアレグリアスは、美しく、元気があってなかなかのものでした。。。





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