2025年6月17日火曜日

ラモン・エル・ポルトゥゲス逝く


 歌い手ラモン・エル・ポルトゥゲスが亡くなりました。

1948年生まれというから77歳。生まれがポルトガルにほど近いバダホス県メリダで、そこからエル・ポルトゥゲス、ポルトガル人という芸名がついたようです。本名はラモン・スアレス・サラサール。歌い手ポリーナ・デ・バダホスの甥で、7歳下の弟アントニオも歌い手グアディアナ。息子たちもフアン・ホセ“パケーテ”(1966)はギタリスト、ラモン“ポリーナ”(1970)、イスラエル“エル・ピラーニャ”(1982) 、サブー(1984)はパーカッション奏者というフラメンコ一家。12歳の時にはマドリードのタブラオに出演していたという彼は1968年にはタブラオ、新宿「エル・フラメンコ」の柿落とし公演に来日。ルンベーロとして出演した。70年代の初めには初録音。舞踊伴唱も得意とし、ソリストとして知られるようになったのは80年代以降のこと。1992年にはアルバム『ヒターノス・デ・ラ・プラサ』を発表している。

カマロンにも影響を与えた、エストレマドゥーラ地方を代表する歌い手、どうぞ安らかに。





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