エバ・ジェルバブエナ舞踊団で長らく活躍したメルセデス・デ・コルドバ。
地元コルドバのコンクールで優勝した実力派。
その初めての作品「セール」が4月20日コルドバ、ゴンゴラ劇場で上演された。
エンリケ・エストレメーニョ、プルガ、ヘスース・コルバチョのアカペラで始まり、タラント。舞台全面に黒紗幕があるのだが、それにシワが寄っていて舞踊が見にくいのだが、彼女のいつもの、官能的なタラントではなく、苦しみに溢れた感じ。コラへを感じる。
フアン・カンパージョの美しいギターソロ。ヘスースが歌うアカペラのミロンガ。
おりに閉じ込められた白いバタ・デ・コーラのメルセデス。
カラコーレス。
ギターと寄り添い、
彼女自身がギターのように歌い出している場面の美しさ。
涙が出そうだ。
そして最後に踊ったソレアが圧巻。エバの影響は顕著。
だが、フラメンコは彼女の言葉でもある。
畳み掛けるように訴えかけてくる。
音楽も衣装も照明もいい。
もう一度見たい作品。
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