ヘレスのアンドレス・ペーニャとカディスのピリ・オガージャ夫妻。
前作も好評だった二人が、スペイン国立やアンダルシア舞踊団で活躍したダビ・コリアを演出に招いた新作「ラ・トゥルネ」、ツアーを意味するタイトルの元、アルテを、舞台の裏もひっくるめて見せてしまおう、という、意気込みでの作品。
客席に入るとすでに出演者は舞台の上で何やら話している。
照明バトンが下がっている中で、というのは先日のリニャンの「バイレ・デル・アウトール」といっしょ。
そこでパリ、ニューヨーク、日本!などと出演者がそれぞれに地名を叫ぶ中始まり
元々上手い人だが、歳を経て、風格が出てきた。
これまでで最高の出来。
抑制と爆発のバランスがいい。
フラメンキシモ!
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© Festival de Jerez/Javier Fergo |
最後は二人でアレグリアス。
エスコビージャを踊り手に変わって歌い手、インマ・リベロとエミリオ・フロリドが見せるという趣向も面白い。
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© Festival de Jerez/Javier Fergo |
裸の舞台を見せ、舞台監督も舞台に登場させるなどの演出も見事に成功し、うん、踊り手による演出で、こんな風に変わるんだ、と納得。
楽しく深い公演でありました。
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