7月29日、ホセ・メネセが、セビージャ県プエブラ・デ・カサージャ郊外、マルチェーナの自宅で亡くなった。
突然の死だったようだ。74歳。
1942年プエブラ・デ・カサージャ生まれ。 最初はアフィシオナードとして地元のバルで歌っていたが、1959年にはプロとしての初舞台を踏み、60年代前半は主にマドリードのタブラオ、サンブラで、フアン・バレア、ペリコン、ガジーナらと舞台にたっていた。また画家のフランシスコ・モレーノ・ガルバンと知り合い、当時のフランコ独裁に反対する彼の詞を歌うようになる。63年にシングルレコードを、66年には初のLPを録音。1965年、コルドバのコンクールで優勝。またヘレスのフラメンコ学会の賞をも受賞する。
アントニオ・マイレーナの影響を強くうけ、スタイルはオーソドックスで古典的。
1973年、74年にはパリのオリンピア劇場で公演、またスペイン国内でも国立音楽堂、王立劇場、カタルーニャ音楽堂など重要な劇場で公演するなど活躍。アルバムもおよそ30枚を録音している。
1992年にはコンパス・デル・カンテ、1997年にはるカジェ・デ・アルカラ賞と、フラメンコの貢献者におくられる賞を受賞している。
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