ヘレスのフェスティバルは土曜日、今年も成功裡のうち閉幕した。
43カ所で163のアクティビティ。その集客率は95%。延べ参加人数は33588人。クルシージョ参加者の国籍は39。73のメディアが 取材に訪れたという。
劇場公演はビジャマルタで14公演、サラ・コンパニアとサラ・パウル、パラシオ・ビジャビセンシオで計26公演、計40公演。前売で売り切れになったのはマルコ・フローレスとオルガ・ペリセ、ダビ・パロマールでサラ・パウルは7公演が売り切れだったという。
クルシージョ参加者の人数では今年も日本が132人でトップだったが、わずか6人差でアメリカが猛追。以下、フランス、ドイツ、と常連が続き、ブラジル、カナダ、イタリア、スペイン、スイスで10位が中国の30人。台湾も18人で14位、韓国も10人で25位とアジア勢も健闘。かつてのようにフラメンコシーンでみかける東洋人=日本人ではありません。もちろんこれは述べ人数。
全公演の中で私がみたのはビジャマルタ劇場公演を中心に18公演。
中で最もよかった一曲をあげるとすればハビエル・バロンのアレグリアス。ルイサ・パリシオの公演にゲスト出演した彼だけど、全く新しい振り付けで、カディスの雰囲気にあふれていて、踊る歓び、生きる歓びにあふれているような彼の踊りにわくわくどきどき。エネルギーもらいました。
作品でいうなら、やっぱりビエナルでもみたイスラエル・ガルバン「フラ。コ。メン」が 良かったし、群舞の素晴らしいアンダルシア舞踊団の「イマヘネス」ももう一度観たい。(セビージャのセントラル劇場でゴールデンウィークにやるのでまた観れる!)新作ではコンチャ・ハレーニョ「エル・バウル・デ・ロス・フラメンコス」が、スペイン舞踊の美しい形をよくみせていたので好きだった。芝居的な作品なんだけどムイ・フラメンコでもあるロサリオ・トレド「ADN」もよかったな。アントニオ・ガデス舞踊団「フエゴ」も初演よりずーっと良くなっていたし。個々をいうならアデラ・カンパージョがいつもよりよりいっそう美しくて旬を感じさせてくれたし、初日のアントニオ・カナーレスの貫禄も忘れられない。ん〜、こうして振り返ってみるとなかなか充実のプログラムでございました。
それに加えてオフ・フェスティバルでもホセ・バレンシアやアグヘータ・チーコ、ミゲル・テジェスなど面白いものをみせてもらいました。あ〜満足。
来年は20周年ということで様々な企画がすでに考えられているらしいです。
2月19日から3月5日までであります。お楽しみに。
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