2014年3月10日月曜日

ヘレスのフェスティバル2014総括

2月21日から3月8日までの16日間に渡って開催された
第18回ヘレスのフェスティバル。
クラスや記者会見なども含めた総イベント数は134

そのうち公演数はビジャマルタ劇場が13公演
サラ・コンパニアとサラ・パウル、パラシオ・デ・ビジャビセンシオ等での公演が
全部で24公演。
うちビジャマルタ劇場でのエバ・ジェルバブエナ「アイ!」と
ダビ・ラゴスなどのサラ・コンパニアでの4公演が満員御礼。
+ペーニャ公演も軒並み満員とのこと。

43のクラスも94%参加とほぼ満員。
クラスの参加者は例年通り
日本からの参加者が述べ158人でだんとつトップ。
フランスの85人、ドイツの83人、スペイン81人がそれに続き、後、
ブラジル、アメリカ、メキシコ、カナダ、イタリア、スイス、オランダ、チェコ、
イギリス、アルゼンチン、中国、スエーデン、フィンランド、オーストリア、台湾、
ベルギー、ノルウエー、スロベニア、オーストラリア、ポーランド、ロシア、ウクライナ、
ポルトガル、韓国、ニュージーダンド、マルタ、ベネスエラ、ルーマニア、
南アフリカ、ギリシャ、アラブ首長国連邦、スコットランド、
ルクセンブルグ、デンマークと38カ国から参加。 


というわけで、今年も成功のうちに幕を閉じた、といえるだろう。

ドミンゴ・オルテガやアリシア・マルケスのように
ビジャマルタ劇場の舞台に初登場したアルティスタもいたし
マドリードのマリエンマ王立舞踊学院生による公演など
新しい試みもあった。

中堅たちの活躍。
アルベルト・セジェスら新人たちの台頭。

でも全体のイメージとしては
エバ・ジェルバブエナをはじめ
とにかく黒一色もしくは黒を基調にした舞台が多かった。
フラメンコは黒のイメージ?
いやいや、そればかりではないはずだ。
スペインの不況の影響で皆がくらいイメージ?
 黒のバックで黒い衣装をみせるためには照明が鍵。
エバはさすがの美しい照明だったが
アリシア・マルケスなどは暗すぎてせっかくのバタ・デ・コーラがよくみえない。
舞台づくりでは照明の重みは大きい。
オルガ・ペリセやアンダルシア舞踊団を輝かせたグロリア・モンテシノ
マルコ・フローレスやマヌエル・リニャン、アンヘル・ムニョスらを
魅せたオルガ・ガルシア。
スペインは女流照明家がいい。

今年はまたオフ・フェスティバル、
すなわち公式イベント以外のコンサートも盛況だったようだ。
その反面、夜、アフターフェスティバルの店はあまり人がいない。
不況の影響?
タクシーも今年は例年よりも少ないとなげいていた。
毎年やってくる人も多いから土地勘できてタクシー利用が減ったのかも?


  来年はどんなフェスティバルになるのだろうか。
2月20日から3月7日
今から楽しみなことであります。

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