1976年ヘレス生まれ。
アンヘリータ・ゴメスに学んだ踊り手アンドレス・ペーニャ。
カルメン・コルテスやエバ・ジェルバブエナの舞踊団で活躍し
2000年ビエナルの青少年コンクールで優勝。
2004年にはヘレスのフェスティバルでソロ公演を行うなど
順調にキャリアを積んできた。
ここ数年は奥方の踊り手ピラール・オガージャとの舞台活動などのほか
セビージャでの教授活動、
日本でもクルシージョを行うなどファンにはおなじみの存在。
今回は久々の独り舞台。
細長い絨緞で舞台を囲み
ヘスース・ゲレーロのギターでのファルーカにはじまり、
マルティネーテへ。
サックスと裸足でからむかと思えば
ジャズから「アイガットリズム」をタップダンス風の振りで。
面白い試みではある。
でも彼の真価はそのあとのソレアやブレリア、アレグリアスに。
とくにブレリアがいい。
ファルーカでみせた舞踊的な回転は軸がずれるというか、
回りながら移動してしまう感じで
ちょっとはらはらさせるのだが
ブレリアの回転は粋で味がある。
おそらくバレエなどを学ばず、フラメンコだけできたからだろう。
ヘレスでみんながおどっているかたちを発展させたような、
その正確のよさがまっすぐでたような
アンドレスの踊りにひかれる人が多いのもわかる気がする。
フラメンコ的なデテールがいっぱいつまってるものね。
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