2013年4月9日火曜日

ランカピーノに捧げる/ビデオ追加

ミゲル・ポベーダとアルカンヘル
フラメンコの今を体現する二人が
掛け合いで歌うソレア!
ペペ・マルチェーナのような、
高音を見事にまわして
彩っていく至福の瞬間。

ビデオはこちら

いやあいいものを見せて頂きました。



4月8日月曜日
セビージャのロペ・デ・ベガ劇場
ランカピーノに捧げる公演。

ミゲル・ポベーダが企画制作し
ヘスース・メンデスは義母が亡くなり欠席したものの
フアン・ビジャールをはじめ
ランカピーノ・イーホ、
アルカンヘル、
アントニオ・レジェス,キコ・ペーニャと
実力派が顔をそろえ
劇場は満員御礼。

今年18歳のキコ・ペーニャのティエント、ブレリアで幕をあけ、
続くチクラナ出身でランカピーノと同郷の
アントニオ・レジェスがタンゴ、ブレリア、ファンダンゴ。
アントニオはユニークな個性を持った若手カンタオール。
タンゴもブレリアもゆっくりとしたリズムで。
いわゆる“カマロン風”の歌い手ではないのに
カマロンの声のテクスチャーをもっていて
はっとさせられる。


アルカンヘルはミゲル・アンヘル・コルテスの伴奏で
シギリージャ、ファンダンゴ。
かなり高い音程で

そして冒頭のミゲル・ポベーダと二人でのソレア。
カンテボニート新時代。

ミゲルは
マラゲーニャからロンデーニャ
そしてアレグリアス。
当代きっての人気カンタオールは今黄金時代を謳歌するにふさわしい
素晴らしい歌いっぷりで観客を圧倒した。


カディスのベテラン、フアン・ビジャールのソレアとブレリア。
ヘレスのギタリスト、パコ・セペーロのソロでブレリア、タンゴ/ルンバと続き、
ランカピーノ・イーホ、
そして父ランカピーノは
パコ・セペーロの伴奏で。
フィン・デ・フィエスタに至るまで
ミゲルのフラメンコへの愛が感じられる一夜だった。



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