今年のヘレスのフェスティバルの閉幕を飾った
ホアキン・グリロ「フラメンコの海」
こ
タイトルこそ同じだが
衣装、出演者、舞台美術。
内容は大きく変わっていた。
舞台は船となり
出演者たちは船乗りというか海賊というか難破した人というか
といったいでたち。
出演者たちは船乗りというか海賊というか難破した人というか
といったいでたち。
Antonio Acedo |
アレグリアス
ファルーカ
ソレア・アポラー
ブレリア
踊る曲は変わらないものの
ヘレスでいたコンテンポラリーの踊り手も
トルコの美しい笛の奏者も姿を消したので
イメージからしてまったく違うものとなった。
ヘレスではモラオに捧げられたあのモラオのギターで一人で踊ったブレリアもない。
グリロの姿かたち、そして動きの美しさは特筆もの。
時折わざと姿勢を崩すことはあっても
いつでもきちんとしたコロカシオンなのにはほれぼれする。
もちろん彼の十八番の音楽のようなサパテアードもすばらしいが
手の動きひとつをとっても
決まるべきところにすっと手が決まる。
足をすっと後ろにひいてのばしたファルーカの形のみごとさ。
今一番、美しいかたちをみせることができる踊り手だろう。
アントニオ・ガデスやホセ・アントニオがかつてそうだったように。
グリロのすごさは
サパテアードやコンパスだけではないのである。
Antonio Acedo |
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