セビージャからマラガ街道を30分弱行ったところにある町アラアル。
テーブルオリーブの名産地であるこの町でのフラメンコ祭。
1週間コンサートや講演などいろいろ催しがあるが
週末、金土が毎年メインイベント。
金曜はベテラン・カンタオール、
ホセ・メネセ
(伴奏アントニオ・カリオン)
この町からもそう遠くない、
カサージャの出身で
ファルーカやバンベーラなどを熱唱。
ベテランの貫禄。
後半はペペ・トーレス。
隣町モロンからやってきた。
シギリージャとソレア。
音が気持ちいい。
タブラオ、ロス・ガジョスなどにも出演しているが
大きな舞台の方が気持ちよく踊っている感じ。
土曜日は
今売り出し中のグラナダ出身若手ギタリスト、
フアン・アビチュエラ・ニエト
ソロでタンゴ“エストレージャ”など3曲
その後、子供の頃から兄弟のようにして育ったという、
ゲストのエンリケ・モレンテ・イーホと。
今年のベルデ・テ・キエロ・ベルデ賞はペペ・アビチュエラ
モレンテ未亡人アウロラから贈られた。
最後を飾るのはホアキン・グリロ
ソレア
普通のソレアではない。
グリロ独特の感覚で表現したソレア、
とでもいうのだろうか。
通常のような歌振りとサパテアードという構成から離れ
ソレアの歌を踊って行くという感じ。
しっかり地に足がついたソレア。
いつもブレリアの方が長いような彼なのに
ソレアだけでまとめたのにもびっくり。
男性らしさに満ちたバイレ。
2曲目はアレグリアス。
これもまたオーソドックスな構成にとらわれず
足先のマジックとでもよびたいような、
細やかなサパテアードの音色で、リズムで
刻んで行く彼ならではのアレグリアス。
ところどころにアレグリアスらしい、カディスらしい、
グラシア、ユーモアあふれる仕草もはさんで構成。
圧巻!
最後は皆総立ち!
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