いやあ、ほんとにひさびさの
気持ちのよいカンテリサイタルだった。
ヘスース・メンデスは1984年へレス生まれ。
パケーラが父の従姉妹という
フラメンコな家庭に育ち
こどものときから歌っていた。
写真;Remedios Malvarez
ヘラルド・ヌニェスのグループで活躍し
ヘラルドのプロデュースで2008年にCDデビューも果たしている。
私は2007年のマラガ・エン・フラメンコでソロでも聴いているが
いやいや
この4年間でより大きく成長した。
しょっぱなはロマンセ/プレゴン。
無伴奏の曲をみごとにうたいきり
続くはカンティーニャ
マヌエル・バレンシアの伝統的でありながら
今の空気も感じさせる伴奏にのってのびのびとうたう。
マラゲーニャス
ソレア
シギリージャ
どれをとっても
アントニオ・マイレーナをはじめとする
フラメンコの巨匠たちによく学んでいるのがわかる。
ファンダンゴでは
ペペ・ピントやチョコラーテのレトラ。
いやいや脱帽。
パケーラゆずりの声量
フラメンコ的な声
自由自在なコンパス
落ち着き
重み
なにをとっても文句のつけようがない
そしてそれを支えるギターの素晴らしさ。
まだあまり知られていないかもだけど
マヌエル・バレンシア
ただものではない。
きけば故フェルナンド・テレモートにギターの手ほどきを受けたとか
道理で歌を支える伴奏が抜群なわけだ。
写真;Remedios Malvarez
最後
お約束のブレリアではハビエル・バロンが飛び入り。
そのブエルタのすごかったこと。
顔を残して身体から先にまわる。
またほとんど動かないような歌振りもかっこいい。
写真;Remedios Malvarez
こんな若手がでてくるから
フラメンコの将来は安心安泰
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