ヘレス・フェスティバル最終日は
エバ・ジェルバブエナ「クアンド・ジョ・エラ」
昨年のビエナルで初演された作品だ。
「ビエナルからこの公演で7公演め。
内容は初演のときとほぼ同じ。
でもあちこち少し手直しもしています」
と記者会見で話していたエバ。
たしかにビエナルのときよりは
スムースに舞台がすすんでいくような気がする。
最初の暗殺の場面でも
後ろに女性がたたずみ
暗殺の場面のあと
ほんの少しソレアを踊るのは
初演時にはなかったような気がする。
暗く悲しい雰囲気はビエナルのときと同じ。
でもそれこそが
戦争で家族とひきさかれた者の重い思いこそが
彼女がこの作品を通して伝えたかったものなのだろう
フラメンコな瞬間はあまり多くない。
エバが踊る
マラゲーニャ、タンゴ、セラーナ
ほかのダンサーたちによる
ルンバやブレリアもある
エバの技術、表現力は素晴らしい。
だがオレ!と声がでる一歩手前でとまるのはなぜ。
だがオレ!と声がでる一歩手前でとまるのはなぜ。
しっかり作り上げられた作品
だけど
後味があまりよくないのは
彼女の心にある悲しみが本物だからかもしれない
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