8日目のビジャマルタ劇場公演はイサベル・バジョンが
先のビエナルで初演した「エン・ラ・オルマ・デ・スス・サパトス」
リンク先のビエナルでの公演とまったく同じ内容で
ふたたびイサベルはムイ・フラメンカに
わたしたちを魅了した。
この小柄で華奢なセビジャーナのどこに
そんなエネルギーが秘められているのだろうと思うほどに
彼女は出ずっぱりで踊り続ける
フロレンシオ・カンポ、
フェルナンド・ロメロ、
ルベン・オルモの振り付けによる前半よりも
彼女自身の振り付けによるムイ・フラメンカな後半が
より魅力的というのもビエナルと一緒。
最後のバタ・デ・コーラでのカンティーニャスでの
マントンさばきの美しさ!
バタの動きのみごとなこと。
ひたすら美しく
あうんの呼吸で
フラメンコを体現するイサベル。
粋で洒落ていて
華やかで
ほんのりとユーモアもあって
ぴりっと辛みもきいている
そんなフラメンコ
イサベルのフラメンコは
セビージャ派といわれる舞踊の
ひとつの歓声された形なのかもしれない。
そしてその裏には
この舞台に声が流れる
恩師マティルデ・コラル
こどものときから彼女に歌ってきたチャノ・ロバート
マリオ・マジャらの伝統が息づく
歌のダビ・ラゴス、ロンドロ、
ギターのヘスス・トーレス、カニート、
パーカッションのホセ・カラスコも
しっかり音楽で彼女をサポート
6人だけの舞台だが
センスの良さで光っている
もう一度観たい!
そんな気持ちにさせる、
観る人を幸せにするフラメンコだった
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