今、最も熱いカンタオール、ミゲル・ポベーダ。
マイテ同様、ランパラ・ミネーラが彼を世界に押し出した。
あれから20年。
今や押しも押されぬ、スペインで最も人気のあるカンタオールとなったミゲルの
ラ・ウニオン凱旋公演は「シン・フロンテーラ」
モライート、ルイス・デ・サンボ、アンドレス・ペーニャ(初演はホアキン・グリロ)らとの共演の作品だ。
ヘレスのブレリアやソレア・ポル・ブレリアと
ミゲルのカンテ・デ・レバンテが
交互に現れる。
それがトナーをともにうたいまざりあい、
ブレリアの宴へ。
そう、フラメンコにはフロンテーラ、国境はない。
フラメンコを愛する者は皆フラメンコ人。
カタルーニャもヘレスも、日本だって、フラメンコへの愛に変わりはない。
机をたたいてコンパス。
ブレリアに続きミゲルのタンゴ・デ・マラガ。
ちょいと踊って満場の観客は拍手喝采。
モラオのブレリアのファルセータにチクエロがからむ。
怒濤のブレリアは迫力満点。
モライートの深い深い音が
ルイスのシギリージャをよぶ。
オーセンティックなフラメンコ。
昔ながらのフラメンコがカンテの殿堂に響く。
リズムはやがてアレグリアスへ。
アンドレス・ペーニャが舞う。
ミゲルのカンシオン・ポル・ブレリアス
最後はアンドレスのサパテアードにはじまる
ブレリアの響宴。
ヘレスとカタルーニャがひとつになって夜はふけていくのでありました。。。。
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